亡くなった親の保険がわからない!

うちの親って保険入ってたの?

みなさんはご家族の生命保険の内容をすべて把握されていらっしゃいますか?

特に遠方に住んでいる家族が生命保険に加入しているかわからない

そんな方は案外に多いのです。

少し古いデータですが、2015年の調査によると〈加入者と連絡がとれなくなった〉あるいは〈請求がされなかった〉との理由で未払いの保険金は200億あるといわれています。

せっかく用意してくれた保険も請求をしないと支払いはされません。

でも、加入していたかもわからないし、どこの会社かもわからない。

そういった悩みを解決できるのが生命保険契約照会制度なのです。

『生命保険協会』という社団法人が窓口となり、国内の保険会社に一括で契約の有無を照会してくれるのです。

照会事由は

①照会対象者が亡くなって契約の有無がわからない場合

②照会対象者が認知判断能力が低下し、契約の有無がわからない場合

③災害時に死亡または行方不明の場合の三つです。

一件につき3000円の料金はかかりますが、なんの情報もない時には是非活用していただきたいと思います。

ただし、契約の有無を確認するだけで、保険会社に請求したりなどはしてくれないのでご注意くださいね。

まずは証券を探そう

照会制度ももちろん良いのですが、その前に!まずは「証券」を探してみましょう。

また、「郵便物」で契約内容のご案内が届いているかもしれません。

他には「通帳」を確認してみると保険会社からの引き落としで契約があるとわかります。

意外なヒントとして、「ボールペンやカレンダー」などに会社名や担当者名が書かれています。

もし加入していることがわかったら、死亡保険だけでなく、未請求の医療保険(手術や入院)の請求ももちろんできます。

 そして、どの保険会社も請求の期限(2~3年)があるのですが、たとえ5年経過していたとしても諦めずに問い合わせをしてみてください。

事情を話すと給付されることがあります。

このような制度、頭の片隅にあるだけでも違いますので、覚えて損はないと思います☺。

 

一般社団法人 生命保険協会はこちらから