指示待ち社員への声掛け例

仕事上、色々な社長さんたちからお話を聞くことが多い私です。

話の内容はみなさんそれぞれ。

業界の話、地域の話、ご家族の話などなど。

でもどの経営者さんも従業員さんのことは必ず考えています。

そこで、私が聞いてきたある企業さんのお話をしたいと思います。

どこの企業かはわからないように少し内容を変えていますのでご了承くださいね。

A社の例

その企業はお父様から会社を引き継ぎ、従業員さんの幅もベテランさんから若手までと様々な年代が従事しています。

そんな中、一人の若手社員さんが真面目に仕事はするものの、自分からは動かないのが社長の悩みだったそうです。

いわゆる指示待ち」のタイプ。

ベテランさんたちは「自分で仕事を探せ」というのですが、その社員

さんはそれがわからない様子で、言われたことしかやらない人だったそうです。

ベテランさんからは「あいつ(若手)は使えねえ」といわれた社長。

といっても簡単に解雇するわけにもいかず対応方法を考える日々。

そこでこんな質問をしたそうです。

 「自分は会社からどんな働きを期待されていると思う?」

難しい質問ですよね。

その社員さんは考えたあげく、「売上をのばすこと」と答えたそうです。

間違っていません。

売り上げも大事だけど 

数字、お金も企業にとっては欠かせないことです。

でもその先にあるものを想像させることが大切なのだそうです。

数字、お金が増えるとお客様や社内の人、また家族はどうなるか。

結果、その社員さんは「周りのひとを笑顔にすること」と想像できたそうです。

他にも喜んでもらえる、感謝されるなど。

それが仕事の本来の目的だと気づき、また、自分の家族が喜ぶ姿を考えることで自

発的に仕事に取り組むことができたと聞きました。

まとめ

今回は聞いた話を多少脚色してお伝えしていますが、自分がどうなりたいか、周りから期待されていることは何かを考えるって日常ではほとんどありません。

でも意識すると生活のためだけに収入を得る、と考えていた仕事の視点が変わるのですね。

「お客様の笑顔のために」とスローガンにしている会社がありますが、本人に落とし込むことが大切なのだと気づかされた話でした。

今は悩みの9割が人間関係によるものだと言われています。

これからはこういった話も掲載していこうと思います。