職人さんを大切に 【有限会社 Roomfor】

有限会社 Room for 今村和彦さん(もーさん)

今回は逗子に本社をおき、現在は横浜市栄区で活躍されているリフォーム業の有限会社Room forさん(代表者 今村和彦さん)をご紹介します。

今回のRoom forさん、インタビュー当日に今村社長のご都合が急遽悪くなってしまい、お会いできませんでした。(残念泣)

そこでご対応いただいたのがこの会社を創設した「もーさん」姉妹でした。

こちらの「もーさん」、とてもシャイな方で写真や名前は恥ずかしいとのこと。

しかし、その反面では女性が一人で会社を立ち上げ、18年も継続させてきた力強さを感じます。

ふんわりとした雰囲気のもーさんからは男性的な行動力など、楽しいお話をたくさん聞けました。

周囲の人を思いやる「もーさん」のお話。お楽しみください!

建設業へのスタート

事務所はキレイに整頓され、仕事のしやすい空間になっています。

こまさ:もーさん、今日は社長がご多忙とのことで、代わりにご対応をありがとうございます。

では、早速ですが、会社創立までの経緯を教えてください。

もーさん :小林さん、こちらこそよろしくお願いします。

私、学生時代は語学の勉強をしたかったんです。

ただ、そのためには専門学校や海外留学を考えなくてはいけなくて。

また学校に通うことや、海外に行くために飛行機に乗ることがどうしてもできなくて(もーさんはかなりの高所恐怖症)他の道を考えていたんです。

そんなときに友人のいた建築現場を見る機会があってすごく興味がわき、建設の道を選んだんです。

その後の就職先が建築リフォームの会社で私は店舗を担当していました。

こんな外構素敵です!リフォームってセンスも大切ですね

とにかく毎日が忙しくて本当に疲れてしまった時期もありました。

その会社を退職し、他の仕事もしてみましたが、やはり建築の仕事をしたかったんです。

そこで会社を設立しようとしたわけなんですが、業種としても若い女性が社長になるよりは男性のほうが社会的にもよいと思い、リフォーム業の仕事をしていた現在の社長に声をかけ、代表者になってもらったんです。

その後は妹や知り合いに声をかけ、社内の人は全員家族か知り合いという現在の形になっています。

事務所内には観葉植物もおかれ、明るい雰囲気です。

こまさ:女性の起業って憧れます!でも、会社を作るって大変ではないですか?

もーさん:そうですね。会社も作ってはみたものの、すぐに仕事があるわけでもないので、妊娠中の妹と二人で定款を作成したりしてました。

マニュアル通り作成したものだから、決算も3月にしてみたり(笑)

独立したときは周りの方からとても心配されて、前の職場でお世話になっていた方が、大先輩のもとにつくよう段取りをしてくれたんです。

仕事の内容ももちろんですが、お客様との会話の仕方まで教えてもらいました。

前職では関係者との打ち合わせばかりでお客様との会話もほとんど経験してこなかった私には、そのような場を与えてもらえてとても感謝しています。

リフォームされた浴室。とても素敵です!

紹介の連鎖

こまさ:法人を立ち上げるって色々な経験が必要なんですね。でも、そこからどうやってお客様を増やしていったのですか?

もーさん:基本的には紹介がほとんどです。

憧れのウッドデッキ、ここでお茶飲んだら美味しいだろうなあ(笑)

うちの会社では特に営業っていないんですが、ありがたいことにお客様がお客様を呼んでくださるんです。

業務も建設とクリーニング、遺品整理などとなってはいますが、ご依頼があればどんな小さなことも引き受けています。

お客様は高齢の方も多く、ご家族に頼ってばかりでは申し訳ないと思う方もいらっしゃるんです。

そんなときに私たちのような外部の人間だからこそ頼みやすいこともあるようです。

例えば「テレビを買ってきてほしい」とか「農協にお金を卸しにいきたいので連れて行ってほしい」など(笑)

レターの大先輩

こまさ:ご家族の次に身近な存在になっているんですね。

これが毎月発行されている新聞です!お花や野菜のことなど、身近な話題をお届けしています。

ところでRoomforさんでは毎月新聞をお客様に送っているとのこと。

レターを出している私としては興味があります!

もーさん:そうなんですよ。

みんなで順番に記事を作成しているんですが、冒頭のお花の写真や封筒に貼っている切手を楽しみにしてくださるお客様もいらっしゃいます。

紹介先の方で千葉の方がいるんですが、千葉の船宿にこの新聞が貼ってあるのを見かけたときはびっくりしました。

こまさ:それは嬉しいですね!読んでもらえてると思うだけで頑張れます!

大切な職人さん

では、Roomforさんでこれから大切にしていきたいことを教えてください。

植木を買いにいってまでお客様の理想に応えようとしたことも!

もーさん:今までもそうだったんですが、ケガと事故は出したくないと思っています。

うちの会社は職人さん同士も本当に仲が良くて、とても雰囲気が良いと思っています。

その職人さんたちの安全を守るのが私たちの責任だと思うんです。

誰かのお父さんだったり、お子さんだったりする職人さんをこれからも守っていきたいですね。

事務所外のベランダには手入れされたお花がたくさん咲いています。

こまさ:温かい会社ですね。

今日は素敵なお話をありがとうございました。

もーさん:こちらこそありがとうございました。

 

 

 

インタビューを終えて

Room forさんのお話、いかがでしたか?

建設業の世界に飛び込んだ女性が立ち上げた会社は今年で18年。すごいことだと思います。

今回、お顔やお名前を恥ずかしいということで伏せた「もーさん」ですが、社長である今村さんの立場を考えてのことだったのでは?という印象も受けました。

社内のメンバーへの絶対的信頼感も言葉からあふれており、全員が家族のような存在になっているのが伝わりました。

派手な宣伝活動はせず、目の前にある仕事を丁寧に領域を超えてでもこなしていく誠実さ。

お客様からの紹介が多いのも納得です。思わず応援したくなるRoom forさん、これからも頑張ってください!!

有限会社 Room for

◆住所 横浜市栄区上郷町83-4 サン・シャローズ105

◆電話 045-875-4947

◆FAX 045-513-8869

◆お客様専用フリーダイヤル 0120-19-6640
ホームページはこちら