誰もが食べれるいつものごはん 【鎌倉お昼ごはん】

鎌倉お昼ごはん 小菅千重さん

鎌倉、若宮通り沿い、八幡宮を目の前にした建物の二階にオススメの定食屋さんがあります。

それが今回の「鎌倉お昼ごはん」代表の小菅千重さんのお店です。

小菅さん、実は私の前職の同期なんです。所属する支店は違うものの、同期ならではの視点でよく相談に乗ってもらっていた方でした。

そんな小菅さんが退職後、飲食店を始めたのが7年前。

当初カフェだったお店を定食のお店に変え、現在では鎌倉に観光に来る方のお腹を満たしています。

とても美人さんなのに行動力は男性的。

でも力が入りすぎていないという不思議な魅力をお持ちの小菅さん。

家庭的な料理を提供するお話をお楽しみください!

初めての飲食店

人気のアジフライ定食。私は毎回これです。

こまさ:小菅さん、今日はインタビューをよろしくお願いします。早速ですが、小菅さんがどういう経緯で飲食の道に入られたのか教えてください。

小菅さん:はい、よろしくお願いします。

私は調理学校に通っていたわけではなく、本当の意味での飲食店の仕事というのはこのお店がはじめてなんです。

学校を卒業してからはホテルでの勤務をしていましたし、結婚してから働きだ

しても飲食関係の仕事では なかったんです。

桜の時期、若宮大路の桜を見下ろせる店内。

ただ、料理をすることは好きだったのでどんなに忙しくても子供のお弁当は手作りにしたり、一時期自宅の一階でスポット的にタコスのお店を出したりはしてました。

こまさ:元々好きだったんですね。自宅の一部でお店を出していたのは驚きです。

小菅さん:お店といっても夏の間、週末のみですよ(笑)回数にしたら全然です。

こまさ:前職の仕事を退職してからこのお店を始めたきっかけは?

法人立ち上げ

三崎のマグロを使ったマグロシラス丼
満足できるボリュームです。

小菅さん:退職した時期に知人がこのお店をカフェとして経営していたんです。

雇われオーナーとしてやってみないかと声をかけてもらい、始めたのがきっかけですね。

こまさ:最初はカフェだったんですね。

小菅さん:はい、でも一年ほどしたらその知人がこのお店を閉めることにしたという話になってしまって。

そこで私が法人を立ち上げてお店を引き継ぐことにしたんです。

今までは軽食しか扱っていなかったものを定食に変えたタイミングにもなります。

こまさ:鎌倉という観光地で、定食屋さんにしたのはどのような理由で?

新鮮な鎌倉野菜は観光の方も喜ばれます。

小菅さん:お客様の層としては観光客の方がほとんどなんですけど、観光客の中には普通のご飯でいいと思っている方もいるのでは?と思ったんです。

意外にも鎌倉は定食屋さんて少なくて、ニーズがあるかもと思い始めてみました。

 

誰もが食べれるものを

入り口左側のスペースはゆったりと
した空間でくつろげます。

こまさ:なるほど、確かに鎌倉で定食屋さんは少ない印象ですね。メニューはどのように決めたのですか?

小菅さん:オーソドックスなものが一番かなと思い、アジフライや唐揚げ、カレーや生姜焼きなどを取り入れました。

もちろん海鮮物もあるんですけど、子供から年配の方まで食べれるものを扱っています。

実際、学校の社会科見学や修学旅行の学生さんもよく利用してくれるんです。

そして何より私自身が食いしん坊なんですよ(笑)。

つなぎを使っていない豚肉のハンバーグ
やわらくてジューシーです

自分が食べたいと思うものを作ってるという感じですね。

こまさ:食材や調理法にこだわりはありますか?

小菅さん:食材は神奈川県産にこだわってますね。

野菜は鎌倉野菜、豚肉はみやじ豚、魚は相模湾で獲れたものを使っています。

調理法もできるだけ余計な味付けはしないで、素材本来の美味しさを味わってもらえるようにしてるんです。

 

例えば、ハンバーグにはつなぎを使っていなかったり、カレーはオリジナルスパイスです。

鎌倉の変化

名物の大仏盛りが並ぶ姿は圧巻です。

こまさ:すべて手作りなんですね。コロナの影響で鎌倉の変化はありましたか?

小菅さん:ありましたよ!まずは人が来ない(泣)。

でも来店する方もいたし、そのあとはGO TOトラベルでものすごい混雑。

八幡宮の分散参拝だったり外国人の観光客が変わったりなど今までとは違う形になってきてますね。

こまさ:鎌倉だからこその環境の変化ですね。

仕事をしていて嬉しかったことはありますか?

定食のトレーには各食材の産地が添えられています。

小菅さん:やはりお客様から「美味しかったよ!」や「また来るね」と言ってもらえることですね。

お客様が喜んでくれるのが私たちは一番嬉しいです。

常連さんが何年も通ってくれて、このお店を可愛がってくれるのは感謝しかないですね。

こまさ:美味しいという言葉には力がありますね。では最後にこれからについて教えてください。

小菅さん:そうですね、こうしなきゃ、とこだわらないでいきたいですね。

手作りカレー。鎌倉野菜のうまみが引き立ちます。

自分のできることを無理せずにやっていく。流行に流されずにこのままの形を維持して自然体でやっていきたいです。

こまさ:小菅さんらしいと思います。今日はありがとうございました!

 

 

 

インタビューを終えて

鎌倉お昼ごはん、小菅さんのお話はいかがでしたか?

鎌倉の小町通りや若宮大路などは飲食店の激戦区ともいわれており、入れ替わりも激しい中で7年もお店を継続できていることは素晴らしいと思います。

店内では小菅さんのお嬢さん、アルバイトさんなどがお手伝いをしており、とても明るい雰囲気の店内です。

観光に行った先でご当地ならではの食はもちろんいいのですが、普通のご飯を食べたいなというときにはおススメのお店です。

流行に左右されず自然体の小菅さん、これからも応援していきたいと思います!頑張ってください!

鎌倉お昼ごはん

◆住所 鎌倉市雪の下1-9-24 小池ビル 2F

◆電話 0467-50-0325

◆定休日 火曜日

◆営業時間 11:00~17:00

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