ご家族に寄り添う 【株式会社ひばり】

株式会社ひばり 小野田かほりさん

 

凛とした中に気品と知性を感じるたたずまい。

株式会社ひばり 小野田かほりさん

丁寧な言葉の中に柔らかさがあり、優しさが伝わる不思議な魅力をお持ちの小野田かほりさん

株式会社ひばり (富士チャイルドアカデミーはこちら)代表取締役として、幼稚園小学校受験の塾を中心に不動産業、老人ホームの紹介業も営んでいらっしゃいます。

その傍らでは鎌倉法人会女性部の部会長も務められており、ご多忙の中、対応してくださいました。

かほりさんのお父様である小野田徹夫さんも過去に法人会会長を務めており、JC、商工会議所など各所でも有名な方でいらっしゃいます。

今回はかほりさんにお仕事と女性部部会長としての思いを語っていただきました。

とても勉強になるお話です。

かほりさんのお話お楽しみください!

 

祖父母の代から

こまさ: かほりさん、今日はよろしくお願いいたします。

早速ですが、ひばりさんの創業はいつなのでしょうか?

事務所前にはひばり湯さんもあります。

かほりさん :こちらこそお願いします。

創業は昭和17年で、祖父母が「ひばり百貨店」として衣料品やお菓子などを扱っていたのが始まりだと聞いています。

その後、父の兄弟たちで分社化し、父が今のひばりを引き継いだとそうです。

 

時代を反映する子供たち

こまさ:長い間大船でご商売されてきたのですね。

先生のお話に真剣な表情の子供たち

現在メインになっている塾を始められたのはいつ頃からでしょうか?

かほりさん :塾は父(徹夫さん)がベビーブームで子供が増えてきた時期、まだ塾に通う子や受験をする家庭も少なかった時に始めたようです。

時代の流れで塾や受験を考えるご家庭が増えてきたのですね。

こまさ:お子さんたちを見ていて時代の変化などは感じられますか?

かほりさん:はい、感じますね。

まずは、ご両親の平均年齢が上がってきています。

結婚の時期が遅くなっている影響があるのかな?と思います。

また、幼くなっている子供もちらほらと散見されるようになってきました。

ご両親が子供に手をかける機会が増えた影響もあるかもしれません。

ハサミを使いこなすのも成長の一つです

他には、コロナの影響で私立に目を向ける家庭が増えてきたと思います。

公立、私立どちらもメリット・デメリットはあるのですが、自宅待機期間にオンライン授業などを取り入れたのは私立が早かったのです。

公立では対応が難しいことも私立ならできるということで、教育の中身にプラスアルファを求めるご家庭が増えてきたのかもしれません。

こまさ:私立受験に着目する気持ち、わかる気がします。

かほりさん:ただ、教育って100%の結果はないんです。

お金をかければ合格できるものでもないし、かといってせっかく伸びてきている子供に講習会などをおすすめすると売り込みと思われてしまう。

家族や魚を描いた作品、微笑ましいですね^^

そのあたりがとても難しいですね。

小学校受験はその子が自分の言葉で表現できるか、人の話を聞くことができるか、などの人間が成長していくうえで必要なものを備えているかの物差しだと思っています。

試験官の先生たちもその道のプロですから、どんな家庭なのかはすぐにわかってしまうんです。

子供の成長は期間限定で後戻りはできません。

私たちも最善の方法を考えますが、ご家庭での協力もとても大切なものです。

教育内容は変化していっても家庭での教育は普遍的だと思っています。

そして、ご縁もありますね。

こまさ:うーん、子供一人が頑張ればいいというものでもないのですね。

加減が難しそうです。

ところでひばりさんは、老人ホームの紹介もされていますね。

鎌倉を中心にたくさんのホームのパンフレットが用意されています。

かほりさん:そうなんです。

15年ほど前から始めた事業なのですが、その方のお体の状況や予算、タイミングなど状況によってご紹介できるホームも変わってきます。

集団生活が苦手な方など色々な条件に合わせてご案内します。

見学や相談会などはどんどん利用して情報を集めておくことが、後になって困らないと思います。

 

これからの女性部

こまさ:かほりさんは女性部部会長、また全法連女性部副会長としてもご活躍ですね。

かほりさん:はい、気が付けば部会長を12年続けてるのですが、それは前代の部会長、周りの役員さんからのご協力あってこそだと思います。

ただ、色々な方に部会長を経験していただくのがこれからの課題だと思うのです。

今までと違う風を入れることで、いいところは残し、新しいことも取り入れていって欲しいですね。

共有できる喜び

こまさ:では、かほりさんが一番うれしいと思うことは何ですか?

かほりさん:やはり子供が志望校に合格できた時だと思います。

教室に初めて来た時は泣いていたのに、日々成長していって合格したときは子供、ご両親、先生が喜んでいる姿を見ると私も嬉しくなります。

みんなで喜びを共有できるのがこの仕事をやっていて良かったと思うところです。

こまさ:みんなが笑顔になれるって幸せですよね。

子供の喜ぶ姿は周囲を明るくします

最後にこれからのひばりさんについてお聞かせください。

かほりさん:もちろん経営者として会社の利益を考えることも大切なのですが、とても長い目で見た時に、将来国を担っていく子供たちの成長のお手伝いをすることは、これからも大切なことだと思っています。

こまさ:素晴らしいお仕事ですね!一人の母親としても、とても勉強になるお話が聞けて良かったです。

かほりさん今日は長い時間ありがとうございました。

かほりさん:とんでもないです。こちらこそありがとうございました。

 

インタビューを終えて

小野田かほりさんのお話いかがでしたでしょうか?

他にもたくさんの貴重なお話をしていただき、ページ数が足りないと本気で悩みました。

かほりさんの幼児教育に対する思い、本当に相手のご家族やお子さんのことを考えているのが伝わりました。

また、人が必ず通る成長期、そして人生の最後をいかに迎えるかをお手伝いとのことですが、人の数だけ違う対応は大変なお仕事かと思います。

それでも喜んでもらえるから続けられる、というかほりさんは嬉しそうな笑顔を浮かべていらっしゃいました。

もう尊敬しかありません。これからも応援させてください^^!

 

株式会社 ひばり

◆富士学院

◆富士チャイルドアカデミー

◆ラ・ヴィータプラザ湘南

◆ 住所 鎌倉市大船1丁目15-11

◆ ☎  0467-46-3450