オーケストラ楽器別人間学 著 茂木大輔
今回のオススメ本は私が高校生の時に読んで爆笑した本です。(大昔)
楽器を演奏する人なら読んだことがある方も多いかと思います。
著者の茂木大輔さんは元NHK交響楽団の首席オーボエ奏者であり、いくつものクラシックに関する本などを出版されています。
アマチュアではあるけれど一応オーケストラに所属している私としては「楽器(パート)ごとに個性がある」といつも思っています。
この本で語られているのは人が楽器を選ぶのではなく、楽器が人を選んでいるとのこと。
占いなどとはまた違う捉え方をしていて、思わずオケのメンバーの顔を思い出し笑ってしまうのです。
ちなみに私のやっているトロンボーンは一言でいうと『いつも上機嫌な酒豪』だそうです。
私はお酒飲めないのですが、パート内でお酒飲める人はそりゃあすごいです。
そして上機嫌のつもりはありませんが、パート内が和やかなのは事実です。(それゆえにだらしないところもある)
集団の中にいると楽器ごとの特徴が見え、それを面白可笑しく描いたのがこの本。
音楽に興味のある方、一度読んでみてください。
ちなみに私の所属するオケはなぜか一重の人が多いパート、とにかく気の強いパート、全員わが道を行きバラバラなパート(でも演奏はうまい)。などがあります。
固いと思われるクラシック、ゆるーく楽しめます!
作者 茂木大輔氏
東京都生まれ。中央大学附属高等学校、国立音楽大学音楽学部器楽学科オーボエ専攻卒業。
1981年にミュンヘン国立音楽大学大学院へ留学。
1987年、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団の第1オーボエ奏者として入団。
バイエルン放送交響楽団、バンベルク交響楽団などでも客演首席奏者として活動した。
1991年4月より2019年の定年退職までNHK交響楽団首席オーボエ奏者として活躍。
のだめカンタービレの作者とも親交が深い。
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