今月のおススメ本 「居場所。」
今回ご紹介するのはお笑いで有名な吉本興業の会長をしている大崎洋著の「居場所。」です。
大崎会長はまだ無名だったダウンタウンのお二人のマネージャーでもあった方です。
正直、私はお笑いは好きだけど吉本の会長のことなど気にも留めていませんでした。
芸人さんが「吉本は~」とネタで言っているのを聞いていたイメージで、どんなやり手の怖い会長なんだろうと思っていましたが、この本を読んで一掃されました。
とても地味で真面目で不器用な印象をもちます。
突出しすぎて周りから受け入れてもらえなかったダウンタウンの才能を誰よりも察知し、二人の
居場所を作るべく大崎さんは奔走します。
そして、いつも大崎さんは一人。会社や家庭に馴染めず、でも決して悲観せずにあるがままを受け入れてきています。
自分の居場所は自分の心の中にもつ。
誰かに依存しない、自分の足で立つ。
悟りのような内容ですが、文章はとてもわかりやすく誰でもすんなり読めると思います。
例えるなら、おじさんが一人でボソボソと独り言を言っているような感じでしょうか。
でもとても大切な「12のしないこと」を語ってくれています。
行き詰っているようなとき、力が抜け、これでいいんだ。と思える気がします。
ちょっと泣けますがオススメの本です。
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