磯部昌良税理士事務所 磯部昌良・昌宏先生
今回ご紹介するのは、 私の前職時代に税務のことも教えていただき、お世話になった税理士先生。
磯部昌良税理士事務所、所長の磯部昌良さんと、昌良さんの息子さんであり副所長の磯部昌宏さんからお話を伺いました。
北鎌倉の小坂郵便局2階に事務所を構え、親子で税理士として活躍中のお二人です。
磯部さんのおじい様は鎌倉市長も務められたという名家でいらっしゃいます。
お二人が税理士の道を目指したきっかけや、争う相続「争族」とならないためのアドバイスなどもお話をしていただきました。
お二人の人柄が温かく、決して偉ぶらない、と評判のとても親しみやすい先生方です。
それではお楽しみください!
宇宙戦艦ヤマト
こまさ:今日はお二人とも三月の繁忙期を終えられたばかりなのに、対応いただきありがとうございます。
昌良先生:いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。
こまさ:では、早速なのですが、税理士の道を選んだきっかけを教えてください。
昌良先生:私は大学時代にバンドをやっていたこともあり、いつか商売(レコード店など)をやりたいなあと思っていたんです。
そのような状況だったので就職も新卒ではなく、中途で鎌倉信用金庫(現在の湘南信用金庫)に就職しました。
しかし、新卒入社と中途入社ではどうしても差がついてしまう。
それを何とか宇宙戦艦ヤマトのようにワープする方法はないか考え、簿記の資格の次に税理士の資格を目指したんです。
こまさ:ワープですか!でも簿記の資格から税理士の資格はハードルが高いと思えますが・・・。
昌宏先生はいかがでしたか?
昌宏先生:僕は勉強が大嫌いだったんです(笑)
音楽が好きだったのですが、やはり食べていかなくてはいけないと思ったんです。
大学での環境も整っていたため、父の影響もあり簿記をとってから税理士を目指しました。
こまさ:お二人とも簿記から税理士の資格を目指すとはさすがです。
相続は身近なこと
こちらの事務所は特に相続に強いと伺ってますが。
昌宏先生:相続を得意としていますが、法人・個人事業主など幅広く扱っていますよ。
こまさ:心強いです!相続でのトラブルを防ぐ方法はどのようなことがありますか?
昌良先生:一番良いのは遺言書の作成ですね。
残された家族たちが「争続」を起さないように準備をしておくことが大切です。
体調が悪くなってから、ではなくお元気なうちに用意しておけると良いですね。
人はいつ何が起こるかわかりません。
急なことがあったときに通帳や印鑑、株、保険など何がどこにあるのかわからない人も多いんですよ。
特に最近はネットの普及もあり、書類として残っていないものが増えてきています。
こまさ:金融商品もネットで購入する時代です。
内容もメールで来るのでご家族が気づきにくいと思います。
昌良先生:便利な一面、急な事態の時には困るので、私はすべて紙で用意しておくようおすすめしています。
例えば〇〇証券、△△銀行××支店などと取引している金融機関を紙に書きだしておくだけでも手続きなどはスムーズになります。
昌宏先生:僕は父から取引内容がわかるものを紙で受け取っていますし、パソコンのパスワードもわかるようになっています。
こまさ:事前に情報を共有しておくことで、親族内で話合う機会にもなりそうですね。
昌宏先生:そうですね。そこで財産の分け方の話が決まるのであれば、後のトラブルを避けることができます。
遺言書を作成できればさらにいいですね。
法定相続といっても必ずその通りに分けなければいけないというものではないので、生前に決めておくことで親族の方も納得してうけとることができます。
人生のキャッチボール
こまさ:早めの対策が必要なんですね。
ところでこの仕事をするにあたり意識していることはありますか?
昌良先生:私が平成2年にこの事務所を設立し、ポリシーとしてきたのは「企業は人の集まりなので、社員や得意先など関連する人々までが幸せになることが企業の発展である。必ずしも金持ちになるとは一致しないが、人々が幸せになることで企業が繁栄し、成長する。自分も成長させていただける。人生のキャッチボールなのだ。」ということでした。
また、現在では
①相手の立場に立て
②クライアントのニーズを把握せよ
③インチキをするな(嘘をつくな)
④フェアーであれ、と考えるようにしています。
こまさ:素晴らしいです!利益だけでなく、取り巻く環境も豊かになることが、顧問先さんの一番望むことかもしれませんね。
心と心
では、最後にお二人がこれから目指すものを教えてください。
昌良先生:デジタル化が進む中でそれを活用していかなければと思っています。
ただ、年配の方はデジタル化に対応するのは難しいので、今まで通りのやり方も続けていくことになると思います。
昌宏先生:デジタルは便利ではありますが、その波にのまれてはいけないと思うのです。
僕と父が顧問先に伺うのも、その場でのやり取りで出てくる話や、空気感などデジタルでは伝わらないものがあると思っているからなんです。
昌宏先生:いいところを残しつつ、形式的なものはデジタル活用していけたらよいなと思っています。
昌良先生:直接お会いするやり方は心と心が通じ合えると思っています。
そうすることで、地域のみなさんが幸せになってもらえたらとても嬉しいですね。
こまさ:やはり人と人のお仕事なんですね。
とてもいいお話を聞かせていただきありがとうございました。
先生方:こちらこそありがとうございました。
インタビューを終えて
磯部先生たちのお話はいかがでしたか?
税理士先生と聞くと構えてしまいがちですが、お二人はとても穏やかに対応してくださいます。
私が質問したことに対しても資料をコピーしてくだったり、本当に親身になって答えていただきました。
実は税理士さんは、とても身近な存在なんだと思います。
難しい税金のこと、もっと気軽に相談してみてもよいかもしれません。
人の幸せを考える磯部先生たち、これからも相談させていただきます。よろしくお願いします!
磯部昌良税理士事務所
◆住所 鎌倉市山ノ内739(鎌倉小坂郵便局2階)
◆電話 0467-41-9181
◆FAX 0467-44-7190
◆受付時間 平日9:00~17:00
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